2018年6月23日土曜日

たたかってこその心意気で


 紙智子 参院議員
「国民の願いを胸に」

 相撲で言えば、土俵際で押し出しになるところなのに、土俵
を後ろに広げて、「残っている」とズルをするのが、国会の
会期延長です。本来150日間の会期内に議決できない法案は、
いったん廃案にするのが議会制民主主義の原則です。
 データー改ざん、財務省の公文書改ざん、虚偽答弁など、
立法府と行政府の信頼は失墜。前代未聞の国会となりました。
 国民には平気でウソをつき、悪法はたてつづけに強行。
「働き方改革」法案、TPP11協定の関連法案、カジノ法案を
延長後に通そうというのです。こんなひどい内閣はどうしても
倒したい!
 そのためには本気で市民と野党共同をすすめ、世論の力で退陣に追い込むこと
です。そして何より国会の力関係を変えるには、日本共産党を大きくすることです。
 秋田県、岩手県で演説会、宮城県では党を語る「集い」が開かれました。「初め
て演説会に来た」という人も「話はわかった」と。「一緒に安倍政権を倒しま
しょう」と訴え1人、2人と仲間になっていただきました。もっともっと増やしたい!
 先日、大正時代の1918年の米騒動をきっかけにつくられた「卸売市場法」が
改悪されました。今年はその米騒動から100年。富山の沖仲仕(おきなかし)と
魚屋さんの奥さんが立ち上がったといわれますが、今は築地の女将さんの会が立ち
上がっています。たたかってこそ政治は変わります。
           (しんぶん赤旗 2018.6.23掲載)