2018年7月26日木曜日

離れているのは政治のほう


畠山和也前衆院議員
「かけある記」

 先週は本別町と紋別市での議員選挙応援から始まり、稚内市
や幌延町・遠別町・羽幌町で表敬訪問や懇談、留萌市では豪雨
被害での調査もおこないました。札幌に着いて総距離数は
約千km。札幌から直線距離で静岡県まで行った計算です。
多くの方のお力があって、移動や懇談もスムーズに進み
ました。紙面を借りて感謝を申し上げます。
 行く先々で農作物への影響が心配との話を聞きました。日照
不足や大雨被害の対応に追われ、酪農地帯では「今年は牧草が
足りなくなるのではないか」と心配の声も。加えてTPPや、
EUとのEPA(経済連携協定)で「また農家は大変になる」と、ある農協役員の
方は「野党にがんばってほしい」と激励もしてくださいました。
 政府・与党はカジノ解禁法案を強行に成立させました。どこを回っても「大雨被害
がひどいときに、どうしてカジノなの」と疑問や批判の声。原発やJR北海道の
ことと合わせて「高橋知事は何も言わないものね」との話が出たのも特徴的でした。
 羽幌町では、天売島・焼尻島へのフェリーや高速船を維持するための苦労と
ともに、町役場では「生活物資を運ぶ航路も、国道と同じ意味があります」との話を
聞きました。私の母の実家も宮城県の離島で、子どものころは「なんで離れた島に
住んでいるのか」と思ったものでした。離れているのは島ではなく政治のほうだと、
つくづく今は感じます。
 参院選まで、あと一年。引き続き道内各地をうかがいます。