2019年11月16日土曜日

選挙協力協定?



紙 智子 参議院議員
「国民の願いを胸に」
 
 日米貿易協定について、北海道新聞は「日本車への追加関税を突き付けられて2国間交渉に応じ、来年の大統領再選に向けたトランプ氏に成果をお膳立てしたようにしか見えない。脅しに屈し、妥協を重ねるのでは通商交渉とは呼べない」と報じました。
 安倍総理は参議院選挙が終わるまで、合意するのを待ってもらい、選挙が終われば今度は、トランプ大統領に協力しました。日米選挙協力協定だと指摘されています。協定内容もひどいこと、他の経済連携協定にないアメリカいいなりの規定が目立ちます。
 私も参議院農林水産委員会で、質問しました。協定文の付属書には、「アメリカ合衆国は、将来の交渉において農産品に関する『特恵的な待遇を追及する』という、協力な文言が入っている、このようにな強い言葉が入った協定文書は、他にないのではないか」と追及したところ、他にないことが明らかになりました。
 セーフガードは、輸入が急増した際に関税を一時的に引き上げ輸入の急増を抑える制度なのに、牛肉のセーフガードは、日本が発動したら、速やかに「発動基準を一層高いものに調整するため協議を開始する」などと書かれているのです。
 これほどアメリカのいいなりの文書を受け入れながら「国益に反する合意はしない」とよく言えたものです。今後、参議院での論戦で頑張ります。
 


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