2021年9月17日金曜日

さあ、政治を変える時が来た

 

紙 智子 参議院議院

「国会かけある記」

菅義偉首相は9月3日、突如、自民党総裁選に立候補しないと表明しました。首相を辞任すると言うことです。「コロナ対策に集中したい」が理由ですが、オリンピックを強行し感染拡大を広げた反省はありません。自宅療養者が13万人を越えているのに、自分の命は自分で守れと言うことそのものが政治の責任放棄です。入院できず亡くなった方の苦しみ、家族・友人の悲しみがわからない政府。菅首相の政権投げ出しは、国民の厳しい世論と運動に追い詰められた結末です。

自民党は野党が求めた国会開会要求に背を向け、内輪の総裁選挙、政争に動いています。誰になっても安倍、菅政権と決別できるわけはなく新鮮味も期待もありません。

私たち野党は違います。9月8日に市民連合と日本共産党、立憲民主党、社会民主党、れいわ新選組が、新型コロナ対策強化、憲法に基づく政治の回復など6つの柱と20項目からなる「共通政策」に調印しました。野党各党の党首が「政策を共有し」「実現に全力を尽くす」ことを確認し旗印を示したことは、歴史的であり画期的なことです。「さあ、政治を変える時が来た」と心から訴えたいと思います。

9月4日に北海道医療九条の会と戦争させない市民の風・北海道の共催のオンライン学習会に参加。先の国会で強行された悪法の報告とともに、自民党の改憲4項目の憲法審査会への持ち込みを断念させたと報告しました。国会の動きを知りたい、政治を変えたいという熱意を感じました。

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