2021年9月25日土曜日

人に優しい農政を

 

紙 智子 参議院議員

「国民の願いを胸に」


 自民党政権の冷酷さが生産者米価にも表れました。コロナ禍、いのちを軽視する政権は、食をも軽視しています。米価暴落に苦しむ岩見沢市、栗山町で懇談しました。農協が農家に支払う仮払金(概算金)は1俵60㌔㌘)当たり2000円以上の下げ幅で1万1000円前後です。

 「来年も続けば生産意欲をなくしてしまいかねない」と心配しておられます。米の在庫を減らすためにフードバンクに無償で提供したそうです。栗山町では春に作付けを食用から飼料用に替えました。「空知管内では5~7%以上も作付面積を減らしたけれど米価下落が止まらない」と言われます。先代が四国の阿波から来て4代目という米農家の I さん。「去年息子が都会から帰って農家をやり始めた。このまま続けてくれたらうれしいが。新規に就農者、若者が希望を持って続けられる政策を出してほしい」と言われました。

 後志(しりべし)管内の蘭越町にも行きました。雄大な羊蹄山(ようていざん)やニセコ連峰に囲まれた盆地で天然水の恵に、良質でおいしい米を生産し、町あげてブランド化している蘭越米。ここでも心配は米下落です。

 はたやま和也比例候補と訪ねたJA北農中央会では「一度米価が下がると、元に戻るまで数年かかります。政府に緊急要請していますが動きません」と言われました。減反を廃止し生産者の自己責任にした冷酷な農政から、政権交代で人に優しい農政へ、頑張ります。



 

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