2023年2月13日月曜日

学校給食無償化と農業

 


 紙 智子 参議院議員

「国民の願いを胸に」


 

「農業の未来と学校給食のこれから」と題した和歌山県紀の川市のシンポジウムに参加しました。主催は日本共産党の杉山としお県議事務所です。
 紀の川市では2023年度から、5年の期限で学校給食を無償にしています。日本共産党と市民が運動を続けてきた中で、市長が公約として掲げてきたものです。シンポジウムはこれを恒久化するために県政の課題に位置づけ、実現・発展させようというものです。
 杉山県議は、県産小麦を学校給食パンに提供する取り組みや県議会での論戦も紹介し、昨年当選した県知事が公約にしたことは、運動の力でもあり、大事な一歩で、学校給食と農業の活性化のためにも力を合わせようと呼びかけました。
 紀ノ川農協の組合長は、県内に基幹的農業従事者が3万人いるが20代が2%を切った。私の70戸の集落で新規の担い手を育てるにはどうしたらいいかを「新規就農受け入れ協議会」で話し合い努力し増えてきた。農業の多面的機能は貨幣で換算すれば約8.2兆円とも言われる。軍事費を増やすより農民に安定的な施策が必要と訴えました。
 新規に就農して10年の青年は、受け入れ体制があり支えていただいた。就農支援金、倉庫やトラクター確保など、環境に恵まれて続けてこられた。今度は自分が助けとなり頑張りたいと言いました。学校給食の無償化は統一地方選挙の争点です。地場産の安全な食材を使うなど、生産者と消費の連携も大事です。


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