2023年4月10日月曜日

少子化対策抜本的な見直しを

 



岩渕 友 参議院議員

「国会かけある記」


 

政府が少子化対策の「試案」を発表しました。

 国は子どもの医療費助成をする自治体に、補助金を減らすペナルティーを課してきました。その廃止が盛り込まれたのは長年の運動の成果です。

 一方で、学校給食費無償化は検討項目になりました。市民のみなさんと国に無償化を求めてきましたが、いまだに決断しません。国がやらないなら自治体でと、全国で世論と運動が広がり、子どもの医療費も学校給食費も無償化を行う自治体が増えています。どこに住んでいても子どもたちの育ちも学びも保障されるように、国が責任を持って取り組むよう声をさらに広げたい。

 先日、保育士の方から「憧れだった保育の仕事に就き、日々やりがいを感じ学びの多い職業だと思っています。やりがいはあるとはいえ、こんなに頑張っているのに賃金が上がらない。心も生活も苦しくなる一方です。一人一人に豊かな保育をするためにも賃金アップと保育士の配置基準を変えてほしい」という手紙が寄せられました。配置基準は70年以上も変わらず、運動が続けられてきました。今回、部分的な改善が盛りこまれましたが不十分です。基準のさらなる見直しと、保育士さんの低すぎる賃金の引き上げを進めなければなりません。言葉だけの「異次元」ではなく抜本的な見直しを。みなさんと力を合わせます。

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