2015年9月15日火曜日

住民の苦難と政治


紙智子 参院議員
 「国会かけある記」

 網走市内のほ場で、ジャガイモの害虫シロ・シストセン
チュウが発見されたとの連絡が入り、以前、センチュウが
発見された時のことがよみがえりました。センチュウは
0.6ミリ程度のシストと言う硬い殻に守られて10年以上
も生き続けます。
土は移動できないし、農薬などでも簡単に駆除できません。
 ジャガイモは、北海道の重要な基幹作物です。早速、政府に
被害状況の調査、まん延防止策、営農支援を求めました。
 また、日本に存在しないセンチュウが何故、発見されたのか。
侵入経路の解明が急がれます。同時に抵抗性品種(この害虫を寄せつけない品種)の開発が避けて通れません。イモの原原種を生産している独立行政法人種苗管理センターから話を聞きました。イモの増殖は種と違って増殖率が低い
ので、抵抗性品種の開発には10年ぐらいかかると言います。林芳正農水相は
「平成32年度を目途に進めている、加速していきたい」と答えました。そんなに時間
がかかるのかと思いながら、被害が広がらないよう願い、農家への支援強化を求め
ました。
 関東各地に大きな被害をもたらした大雨洪水災害調査で先週末、茨城県に入り
ました。台風18号の影響で発生した雲が鬼怒川に沿うように南北に停滞したため
水位が上昇し、堤防の決壊、溢水で大きな被害が発生しました。
 安倍総理は、被害対策会議は10分で終わり、その後、戦争法の採決日程の打ち
合わせに1時間以上をついやしたそうですが、苦難に心を寄せない姿勢に怒りを
覚えます。

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