2015年9月7日月曜日

だれの子どももころさせない



森つねと日本共産党北海道委員会国政相談室長
    「かけある記」

 前回の「かけある記」で息子の誕生についてご報告させて
もらったところ、本当にたくさんの方から励ましの言葉をいた
だきました。
 「お子さんはどうですか」「母親は大丈夫なの」。どこへ
行っても声をかけられます。手紙やSNS(インターネット上
の交流)のメッセージもすべて読ませていただきました。
人の優しさをしみじみ感じ、感謝の気持ちでいっぱいです。
 おかげさまで、658㌘だった息子の体重は1600㌘
になり、超低体重児に起こる様々な症状を乗り越えました。可能な限り毎日,
母親と母乳を病院へ運び息子と面会していますが、耳を澄まさないと
聞こえなかった泣き声はずいぶん大きくなり、「俺だって、生きているよ」と主張して
います。母親の回復も順調です。
 この子がもう少し大きくなったら、どれほど多くの人たちに支えられ育ったかを、
伝えてあげたいと思います。
 「改憲論者」でありながら戦争法案阻止の先頭に立って奮闘されている憲法学者の
小林節さんは、かつて国民を守るためには自衛隊員の犠牲も仕方ないと考えていた
そうです。しかし、「恥ずかしながら娘が生まれ、命の大切さを実感」したと
いいます。
 母親たちの「だれの子どももころさせない」を合言葉にしたたたかいは、人類共通の
願いであり、これほど強いものはありません。すでに戦争法案の立法根拠は崩れてい
ます。私も子を持つ親として、戦争法案廃案へたたかい抜きます。