2015年10月3日土曜日

国民の願いを胸に


紙智子 参院議員
 「夜通しのコール 胸に」

 245日間、長い国会でしたが、これほど国会の中と外の
たたかいの一体感を感じたことはありません。戦争法案
審議が参議院に来ても、廃案を求める12万人もの国会
包囲行動をはじめ、国民のたたかいが安倍政権を追い
詰めました。公聴会には、弁護士や学生のシールズの
代表、元最高裁判事が出席。深く真剣な発言に胸を打た
れました。
 それだけに、与党の強引な審議打ち切りに野党は一斉に反発、
与党議員が特別委員長を取り囲み、異常な雰囲気の中で採決強行
に出ました。「強行採決はするな」「国民の声を聞け」という叫びと
ともに委員会室は混乱状態に。議事録には「発言する者多く、議場
騒然、聴取不能」としかありません。こんな暴挙は許せません。
総理の国民の理解は進んでいないといいながら議会のルールも無視するやり方に、
安倍政権の危険性が表れています。
   こんな政権は打倒するしかない。連日の雨にも負けず、国会の外では数万人の
人々が夜通し「戦争法案絶対反対!」「安倍はやめろ!」「憲法壊すな!」「野党は
頑張れ!」とコールを続けました。電車がなくなっても始発で家に帰り、また出て
くる。これだけの強い思い、誰にも止められない国民の運動が広がっています。
戦争法廃止、立憲主義を取り戻すたたかい、国民連合政権へ向けて力の限り
頑張る決意です。
                                                            (しんぶん赤旗 2015,10.2掲載)