2018年9月11日火曜日

命のメモ


畠山和也 前衆院議員
「かけある記」

 いまだ大地震の影響が続いています。停電などで苦労や不便
を強いられた方も多かったのではないでしょうか。何でもある
ような札幌市で食料が手に入らなかったり、集荷・出荷する
ことができず酪農家での生乳廃棄なども起きました。
 大地震は一瞬にして、多くの方の人生を変えました。厚真町
で土砂崩れの現場へ行くと、生活用品が散乱したまま。
宮坂尚市朗町長は「昨夜までいっしょにご飯を食べていた
家族が」と話したとたん、言葉を詰まらせました。
その後の避難所では、女性から「今日、(土砂崩れの現場
から)見つけてもらいました」と話されました。私は返す言葉が出てきませんでした。
 いっしょに町内をまわった伊藤富志夫町議は、いつもポケットに一枚の紙を入れて
いました。地震が発生した時から取り続けたメモでした。初めに発表された安否
不明者数、避難所の情報などが書かれていて、私は心の中で「命のメモ」と呼ぶこと
にしました。どれだけ伊藤町議の励ましに救われた方がいたのでしょう。
 どの町でも日本共産党の議員が走りまわっている姿が頭に浮かび、私も無我夢中で
各地をまわりました。日が経つにつれ要望もかわり、元気だった方も疲れが出ている
ころです。きめ細かい支援が欠かせません。私も道や国へ反映させます。
お気づきのことがあれば、日本共産党へご相談ください。
 札幌へ戻るとき、きれいな夕焼けが見えた日がありました。明日は今日より、
いい日でありますように。