2019年9月18日水曜日

安倍政権一日も早く終わらせよう


紙智子 参議院議員
「国会かけある記」


「司法がまた、善良な漁民と国民に対して一筋の希望を与えてくれたと思っています」。
「よみがえれ!有明訴訟」原告団の発言です。
ムダな公共事業である長崎県の諫早湾干拓事業。「ギロチン」と呼ばれた潮受け堤防のテレビ画像がよみがえります。堤防が出来て漁業被害に苦しみ漁業者は開門を求める裁判を起こし、2010年に福岡高裁は開門を命じる判決を出しました。当時、民主党政権が受け入れたため判決は確定しました。
ところが、政権に復帰した安倍政権は、堤防の開門義務を放棄すると表明し、福岡高裁は2010年の確定判決を無力化する不当判決を出したのです。
最高裁は13日、「開門しない」とした福岡高裁判決を破棄し差し戻しを命じました。
確定判決を無力化した判決を「司法による司法の否定だ」と激しく非難した馬奈木団長も、「かろうじて司法の信頼が保たれた」と述べました。一筋の希望が見えた瞬間です。
開門したくない安倍政権は、最高裁まで争いたいと言いました。最高裁で国の主張が認められなかった以上、開門判決を完全履行すべきです。
 話は変わって、北海道の諸団体を訪問し、課題と要求を聞きながら意見交換しました。目の前に迫った消費税増税への怒り、社会保障切り捨ての深刻な実態、大学入試のための英語検定を導入するから予約金3000円を払えと言う文科省、高校生に怒りと不安が広がっています。とんでもない安倍政権は一日も早く終わらせましょう。

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