2020年2月15日土曜日

被災地に届け政治の力


畠山 和也 前衆議院議員
「国民の願いを胸に」
 
 北海道地震から来月で1年半を迎えます。大きな被害を受けた安平町にいた12日夜、ミシミシッと家が揺れました。テレビの速報を見たら、東北地方でも震度4を記録する別の地震が同時刻に起きていました。ドキリとしました。
 安平町は震度3。訪問していたお宅で女性の方は「家のゆがみが直っていない。大きな地震が来ても逃げられない」と語られ、「本当は心配なんです」とポツリ。忘れられない大地震の経験はいまなお心に傷が残っているだけでなく、住まいや仕事などの現実的な不安と結びついていることに胸が痛みます。
 党苫小牧地区委員会の北海道地震災害対策本部が厚真、安平、むかわ町で住宅・健康・生活アンケートを行いまいした。「持ち金が底をついてきた」「ヒビや亀裂が大きくなってきている」「熟睡できない」「精神的に不安定になり、血圧が上がるようになった」-。誰にも話せずアンケートはがきに託した方がいるかと思うと、もどかしくも何とか力になれないかと思います。
 来月で東日本大震災からも9年。以前の生活に戻れない方が東北でも北海道でも残されています。先のアンケートにいまは失業中ながらも、「仕事ができるようになったときに力になりたい」と家族を亡くした男性の言葉がありました。人の痛みに寄り添う、後押しできる政治の力こそ求められています。


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