2020年2月19日水曜日

医療・介護に希望を


畠山 和也 前衆議院議員
「かけある記」

新型コロナウイルスの広がりが心配です。検査体制の抜本的拡充や病床の確保なども含めた補正予算の検討をするよう、日本共産党は加藤厚労相へ求めました。クルーズ船乗客への対応も改善が必要です。民間医療機関などの力も必要とされている時に、公立・公的病院の方は再編・統合するなどもってのほかです。
 1人ひとりの命や尊厳を守る医療・介護の現場は、国の社会保障抑制路線によって人手不足が深刻です。札幌で先日ひらかれた「くらしと命を守れ!北海道総決起集会」。あるケアマネージャーからの「夜勤をしても手取り20万円に届かない介護職員が多数います。しかし、この仕事が好きだからとがんばっているのです」との訴えが胸に響きました。
 10年前の3月、7人が亡くなった札幌のグループホーム火災。夜勤の体制は1人でした。その後、施設へのスプリンクラー設置支援は不十分ながら進んだものの、介護職員の処遇改善などはまだまだ遅れています。北海道は今後5年間で2万人以上の介護職員が必要と試算されている一方で、施設の休止・閉鎖が各地で広がっているのです。
訪問介護で働いている私のいとこが「安倍首相って、介護現場のことをわかってないんじゃないか」と憤っていたことがあります。いとこの父を見送る通夜の時でした。「桜」疑惑から責任逃れをしようとする安倍首相を見るたびに、ウソやごまかしなく国民にまっすぐ目を向けた政治にしなければと決意する毎日です。

0 件のコメント:

コメントを投稿