2020年7月22日水曜日

政治にぬくもりを


畠山 和也 前衆議院議員
「かけある記」

豪雨災害やコロナ感染の広がりが心配されているのに、安倍首相から温かみが伝わる言葉がまったくありません。第二次補正予算での十兆円もの予備費を今こそ使って、国民の苦しみや不安にこたえる時ではないでしょうか。
 北海道でも、各地で「当事者の声を受け止めてほしい」との訴えが強まっています。国立八雲病院から、筋ジストロフィー患者・重度心身障害児(者)を札幌市・函館市へ長距離移送の実施が迫っています。看護師や労働組合からの「命の危険にかかわる移送は延期を」という声が鳴り止まないにもかかわらずです。
 新幹線トンネル工事の「要対策土」置き場候補地とされている住民も、「ふるさとと住民の健康を守って」と声をあげています。十九日におこなった紙智子参院議員・佐々木明美札幌市議による緊急報告会には、札幌市各地域のみならず小樽市などからも参加があり、「横の連携を強めよう」と声があがりました。
 「もう署名を頼むあてがなくても、最後の一枚まで取り組みます」。ある参加者の発言を、胸を熱くしながら聞きました。署名用紙の一枚一枚、書かれた方の一筆一筆に込められた思いを政治が受け止めるべきです。そして、当事者や該当地域だけの問題でなく、自分事として受け止めて世論を大きくしなければ。  
「つながることが大事にされる社会にしたいですね」。コロナ後の社会に向けて、ある宿泊業オーナーさんの言葉をかみしめて、私も引き続きがんばります。

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