2020年7月4日土曜日

命守る誇り支えて


畠山 和也 前衆議院議員
「国民の願いを胸に」

 先週、紙智子、岩渕友の両参院議員と伺った札幌市医師会で興味深い話を聞きました。
 「救急医療とコロナ医療は表裏一体」と深刻化を増す病院経営とともに、PCR検査を増やすうえでの課題について、「病院が検査設備をそろえようにもそれだけの需要があるかと考えてしまう。支援が続くかもわからない」との話でした。
 ワクチンができれば検査数も減るし、都市部以外なら検査を求める人も多くならない。つまり無駄になってしまえば病院の経営を苦しめるーということです。苦しい病院や診療所の経営だからこそ国の支援が必要だと心から合点がいきました。
 安倍政権のもとで続けられた社会保障の抑制路線。公立・公的病院にも再編・統廃合を打ち出しましたが、命を支える砦(とりで)を政府は無駄扱いするのでしょうか。
 ある町の診療所職員は「公的病院は赤字になって当たり前です。それでも無駄金と言われないように、治療や健康診断に力を入れている」と誇りをもって私に話しました。
 コロナ禍で発揮されてきた医療や介護従事者の誇りも、支えがなければ続きません。
 「介護に笑顔緒を!北海道連絡会」の緊急アンケートには、少ない職員で感染した場合に「事業所閉鎖になるかもと不安」や、感染の心配と緊張のもとで、「ヘルパーのメンタルが消耗してしまう」と切実な声が寄せられました。この苦境に顔を向けない総理は、お引き取り願いたい!

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