2016年3月10日木曜日

5年の重みを受け止めて


畠山和也 衆院議員
 「国会かけある記」

 東日本大震災と福島第一原発事故から5年になります。
11日は宮城県石巻市での追悼式へ。くらしと生業の
復興へ、どれだけ力になれただろうかと自問の日々です。
 福島などから北海道へ避難されている方々と、お話をする
機会がありました。今もなお正確な実態を調べない政府や、
欺(あざむ)かれ続けてきた東京電力への強い不信感。
避難者同士でも賠償などの差から生まれる様々な感情。
安倍首相の「最後まで被災地に寄り添う」との言葉が白々
しく思えます。
 誰を頼ったらいいかわからない苦労続きの5年のなかで、避難者・支援者
で励ましあった話も聞きました。
党派を問わず被災者の立場で行動している議員の話も出ましたし、私もさらなる努力を
約束しました。
 驚いたのは、避難者みずからが自分の体験をふまえて「このまま安倍政権を続けては
ならない」と、衆院道5区補選で池田まき予定候補の応援に駆けつけていることです。
「自民党は一軒一軒、まめに歩いているんだから負けずに歩こう」と呼びかけている
福島県の女性。「共産党が本気だから、私たちも本気でがんばらなきゃ」とは宮城県
から避難されてきた女性。聞いていて胸が熱くなりました。
 命の危機と大切さを痛感したはずでした。今もなお、原発事故だって収束して
いない。それなのに消費税増税やTPP、社会保障改悪に原発再稼動など、被災地
に寄り添うどころか突き放す安倍政権こそ、国民の手で突き放そうではありませんか。