2019年2月2日土曜日

住まいの貧困なくす議席を


畠山 和也 前衆院議員
「国民の願いを胸に」

 入居者11人が亡くなった、札幌市の施設
「そしあるハイム」火災から1年。すでに更地
となった現場には町内会による雪を固めた台が
設けられ、私も献花しながら、このような悲劇
を二度と起こすまいと誓いを新たにしました。
 この施設は、民間賃貸住宅などに入れない生活
困窮者の共同住宅でした。火災後に防火のための
行政指導は強められましたが、背景にある「住まい
の貧困」への解決はどこまで進んだのでしょうか。
 国は一昨年、「住宅セーフティネット法」を改正し、これにもとづき住宅確保へ
配慮が必要な方への家賃の低廉化(値下げ)支援が各地で行われています。北海道
では網走市や音更町、東北でも岩手・花巻市や宮城・大崎市で予算がつきました。
道として供給促進計画も策定されてきています。
 しかし、火災が発生した札幌市で予算や計画がないことが悲しく、残念でなりま
せん。明日の生活を見通せず、路上で過ごさざるをえなかった方にとって、このよ
うな共同住宅がどれだけ希望となっていたのか。困窮者を支援するNPO法人の理事
長さんが「命を守る仕事をしている自負がある」と語っていたことを思いだしました。
 はなやかな町づくりの一方で、格差と貧困が広がっています。くらしを守る地方自
治体の役割が問われるいま、地方選挙で日本共産党を大きくしなければ。私も力を尽
くします。