2019年5月8日水曜日

復興を応援する政治の責任を


紙智子 参議院議員
「国会かけある記」


5月1日のメーデー、3日の憲法記念日の集会に参加しました。
2日は、気になっていた北海道胆振東部地震の被災地であるむかわ町、安平町、厚真町の三町をはたやま和也参議院選挙区予定候補とともに訪ねました。
むかわ町は、昨年の地震直後に大きな打撃を受けて、倒壊していた建物も、かたづけや建て替えが進み、商店街も仮設店舗で再開するなど、日常を取り戻しつつあります。農協では、震災で破損した穀類や大豆の乾燥調整施設を応急措置で再開していますが、抜本的な対策が必要です。ちょうど春レタスの収穫の時期でした。毎朝4時半から満載のレタスをトラックが出荷貯蔵施設にどんどん運び込んでいます。しかし、10連休で市場に出荷できず、一時冷蔵保管しなければならないというのです。そのために価格がひと箱1500円から1200円に落ちてしまう。若い農家の担い手が増えているだけに、農協も、収入が落ちないように必死で支えようとしています。
地震と停電で、搾乳した生乳を5日間も廃棄せざるを得なかった安平町の酪農家も、山の崩壊によって家ごと土砂の下敷きになり、妻と子、親を失った厚真町の稲作農家の方も、絶望と悲しみを乗り越えて必死に生きる姿を目にしました。直面している課題、新たな課題に迅速に対応し、生活と生業、地域の再建を支援することが必要です。震災から8か月、人々の営み、地域の復興を応援する政治の責任を痛感しました。