2018年3月2日金曜日

震災、原発事故・・・傷深く


岩渕 友 参院議員
「国民の願いを胸に」

 東日本大震災の被災地調査で小池晃書記局長、紙智子参院
議員と岩手県に入りました。陸前高田市の災害公営住宅脇野
沢団地での懇談会で「わたしたちの願い」との要望を受けま
した。要望は①消費税を上げないで②年金を減らさないで
③今後は生活再建支援金を増やしてーの三つ。安倍政権の
悪政が復興に冷水を浴びせています。
 戸羽太市長は「震災から10年で工事は終わらない。国の
支援策が切られたらやっていけない」と語り、達増拓也知事
は「いまからでも新しい支援策がほしい」と訴えました。
 小池書記局長が「期限を切ったり、既存の枠にあてはめるのではなく、最後まで
責任を持った施策を国に求める」と応じました。
 被災者と自治体とが心一つに復興を進めていくことが切実に求められています。
 2日後、参議院東日本大震災特別委員会の委員派遣で福島県へ。飯館村の方々が
住む仮設住宅では「最初は2年で帰れると言われていたが、7年になった。精神的
苦痛は永久に残ると思う」との訴えがありました。
 移動の車中、委員同士の話が尽きませんでした。実態を知ることと知らせること
が大切だと改めて痛感しています。原発ゼロの政治決断を安倍政権に迫るとともに、
国と東京電力は被害者の生活と生業(なりわい)の再建に責任を果たせ。
この声をもっと大きく。私も力を尽くします。
               (しんぶん赤旗 2018.2.25掲載)