2022年6月1日水曜日

国民を泣かす政治を変えたい

 

畠山 和也 元衆議院議員

「かけある記」


 「就職氷河期にリーマンショック。就職したのに給料が上がらない日本に、希望など見えませんでした」。語るつどいに参加された40代の方は、続けて「労働組合の集まりに行っても、私のような労働者の姿が見られませんでした。みんな声を出せないのです」と話されました。若い世代は、きっと似た思いがあるはずです。

 「正直に言って、水田活用交付金の見直しは困っています」と、ある農協での対話。畑や牧草地に転換したのに、また水田へ戻すなど難しい。耕作放棄が増えるとの心配も出ています。食料自給率を高めることこそ必要なのに、農家の生産意欲を奪う政治でいいのかと腹立たしくなります。

 ある町で、足を止めて街頭演説を聞いてくれた方は90歳。私を激励した後に「ところで仕事はないかい」と衝撃の一言。見た目もお体も元気そうでしたが、この年齢で稼ぐ場を求めているとは。年金削減の罪深さを痛感しました。岸田首相の「聞く力」とは、いったい何だったのか。

 首相はバイデン米大統領に「防衛費の増額」を約束しました。その財源は国民への増税か、社会保障の削減でまかなうのでしょう。この間、どれだけの国民が生活苦に泣かされてきたことか。軍備拡大より外交努力を強めることで、くらしにまわす財源を増やすことになるのです。「憲法9条をいかす政治」を掲げてがんばりたい。

 冒頭に紹介した40代の方は、快く日本共産党に入党されました。変化の力は広がっています。


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