2022年6月11日土曜日

いわぶちさんの眼力

 

畠山 和也 元衆議院議員

「国民の願いを胸に」


 「そうだ!」。小樽と札幌での街頭演説。山下芳生副委員長が戦没学生の手記『きけ わだつみのこえ』を紹介した時に、いわぶち友議員が隣で声をあげるのです。いつも以上に凛(りん)とした声から本気さが伝わり、私の背筋も伸びました。

 いわぶちさんは、話をされている方と心が近づいた瞬間に大きく目を開きます。とてもうれしそうな目をしています。しかし、国会の質問を見ていると、その目は「眼力」となって政府に迫っていました。私が首相だったら、いわぶちさんの顔を見ながらの答弁は絶対にできません。

 いわぶちさんと初めて会う時に、とても緊張していたことを覚えています。故郷を奪われ、県民同士も分断された原発事故に直面した経験を、どれだけ私が理解できるだろうかと不安だったのです。しかし、いわぶちさんは気さくにあの目で語りかけてくれました。

 最近、いわぶちさんが他の方の演説を聞いて、目頭を押さえる場面を見るようになりました。山下さんの演説にも、何度も「そうだ」の声が飛び出します。国民の苦しみに寄り添う、いわぶちさんの〝宝の議席〟を何としても勝ち取らなければ。くり返し「比例は日本共産党」と訴えていきたい。

 もちろん私も松橋千春さんの思いを背負って議席をめざします。戦争か平和かが問われる参院選でフラフラする党では、国民の願いに応えられません。いわぶちさんと一緒に国政の場で堂々と働きたい。


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