2016年6月4日土曜日

隠すな防衛省


畠山和也 衆院議員
 「国民の願いを胸に」

 衆院比例代表候補として2期目に挑戦することになりました。
まだ1年半ですが、国会というところは何があるか本当にわか
りません。参院選での野党統一候補勝利と複数選挙区・比例
区での共産党の躍進へ、一緒に全力を尽くしたい。
 発表の翌日、北海道で驚くべきことがありました。鹿追町の
然別(しかりべつ)演習場で、陸上自衛隊の空砲訓練のはずが、
隊員9人が実弾を79発も発射していたのです。軽傷とはいえ2人
の隊員もケガを負いました。あいまいにできない問題です。
 さっそく防衛省を呼び、紙智子参議院議員と抗議のうえ概要を
聞きました。しかし、なんと回答のあいまいなこと!毎年おこなう
訓練とのことでしたが、それではなぜ今年は実弾を使ったのか。
本省は知っていたのか。訓練計画書はあるのか。隊員が空砲と実弾の違いを知らない
はずがなく、本当は実弾訓練の予定だったのを隠しているのではー。疑問が多すぎます。
とことん問いたい。
 安保法制=戦争法が施行され、「戦争できる国」づくりが本格化されようとしています。
それに合わせて訓練の中身も変わるでしょう。参加している隊員や、ご家族はどう思って
いるのでしょう。本当に、このまま突き進んでいいのか。
 緊張感が漂う最終盤の国会。たたかいはこれからです。
                     (しんぶん赤旗 2016.5.29掲載)