2024年2月26日月曜日

被災地復旧、くらし最優先で

 



岩渕 友 参議院議員

「国会かけある記」


経済産業委員会の視察で、大阪・関西万博の会場に行ってきました。350億円と言われる「大屋根リング」にのぼると、工事がほとんど進んでいないことが分かります。リングは6割程度完成しているとのことでしたが新たな問題が。リングが先に完成すると、リングの内側に重機や資材を搬入するのが大変になるというのです。万博をめぐっては、カジノとの関係、1649億円にものぼる国費負担など、問題が次々明らかになってきました。能登半島地震の復旧・復興との関係では経済界からも懸念が示されています。被災地の復旧を遅らせることになるのではないかと質問をすると、「被災地が最優先」という回答が返ってきました。最優先というのであれば中止するべきです。

群馬県桐生市の演説会で話をする機会がありました。桐生市では生活保護をめぐって、生活扶助費を全額支給せず、毎日1000円を渡していたことが大問題になっています。本人に許可なく受領印を押す、従わないと保護を取り消すと脅すなど、違法性も指摘されるような窓口対応が常態化していたといいます。徹底した真相究明が必要です。

22日には、国が行った生活保護基準引き下げの取り消しを求めて全国で行われているいのちのとりで裁判のうち、津地裁で減額は違法とする判決が出されました。憲法25条が保障する健康で文化的な最低限度の生活、誰もが人間らしく生きることのできる社会の実現へ。みなさんと力を合わせます。


0 件のコメント:

コメントを投稿